緊急事態宣言下においてスマホゲームのアクティブ率が低下している件

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 KuroMikanの業界ニュースのお時間です。さて、みなさんは🔍株式会社ゲームエイジ総研という会社はご存知でしょうか。
この会社はゲームを取り巻く環境を様々な角度から分析し、一部を公開してくださっているところで、ゲーム業界人が業界の近況を把握するために度々お世話になっています。

 3/25に「1回目と2回目の緊急事態宣言期間のモバイルゲームのアクティブユーザーを調査、2回目の緊急事態宣言下ではアクティブユーザー数が減少~自粛期間の行動の変化が反映された結果に~」というレポートがリリースされました。コロナ禍になりゲーム業界がプチバブルになっているというニュースを見た方もいらっしゃると思いますが、その後の動向に変化があったようです。


 ステイホーム、巣篭もりというワードが爆誕して久しい昨今、スマホゲームのアクティブユーザー率に変化があったようです。データ集計ルールは下記のとおりとのこと。

【データの概要】

利用データ:iGageデータ

1回目データ:2020年4月13日週~2020年5月25日週の期間(7週)のデータ

2回目データ:2021年1月4日週~2021年3月1日週の期間(9週)のデータ


2回目の緊急事態宣言期間はモバイルゲームのアクティブユーザー数は減少
2020年(左)と比べて2021年(右)のWAU(週間アクティブユーザー=週に1回以上アクセスしたユーザー)が減少していることがわかります。
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活発にゲームを遊ぶ若年層(10〜20代)のデータを見ると、多い時で約1000人ほど減少していることがわかります。
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次に課金率・課金額ともに高いとされる30〜40代をみてみますと、こちらも大きく減少しています。これに連動するようにゲームへの課金額もがっつり減っていると思われます。
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今回の緊急事態宣言期間ではカジュアルなゲームのアクティブユーザー数が減少
アクティブユーザー数が多いとされる5タイトルでの集計では、「ツムツムなどのライトなパズルゲームは減少し、FGOなどのミッドコアゲームは変化なし」という結果でした。
いわゆるカジュアルゲーマー達がゲームから離れていったと推測されます。
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コアゲーマーはコロナ関係なくゲームする、という身も蓋もない結果でしたw
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