Unityゲームの収益化シリーズ第二弾です。マネタイズの方法の一つとして広告SDKを実装するというものがあります。代表的なものはUnity公式でサポートしている「Unity Ads」です。極めて簡単な手順でゲームアプリの動画広告を配信することができます。こちらの実装方法は下記エントリーで紹介しました。
もう一つは、Google AdSenseでおなじみのGoogle社が提供している「🔍Google AdMob」です。バナー広告やインタースティシャル広告(全画面広告)などが実装できます。
AdMobはクリック報酬型の広告です。クリック報酬型といえばAdSenseがあります。スマホアプリにもAdSenseを実装することができますが「1日10万PV、3ヶ月以上継続、無料アプリのみetc」といった様々な制約があります。AdMobにはそういった制約はありませんので、どなたでもすぐに利用することができます。
たびたび「Unity AdsとGoogle AdMobどちらがよいか論争」を耳にしますが、KuroMikanの結論としてはどっちもやっとけ!ということです。どちらも共存できますし、配信される広告も違います。敢えて片方にしなければならない理由がない限り両方とも実装して問題ないです。チャンスはね、多い方がいいんですよ。
Google AdMob実装までの工数としては結構大きいです。
全体の大まかな流れは下記の通りです。
①アカウント登録
②SDK実装
今回は前編ということで「①アカウント登録」について説明します。
アカウント作成
まずはAdMobのアカウントを作成します。
既にアカウントをお持ちの方は流し読みでどうぞ。
2020年9月現在このようなトップページになっています。
「使ってみる」をクリックします。
Googleアカウントにログインしていない場合は、ここでログインします。
「国または地域」、「タイムゾーン」、「お支払い通貨」を設定します。
利用規約を読んでチェックを入れます。
利用規約の要点は下記です。
・自分でクリックするべからず。
・人に頼んでクリックさせるべからず。
・クリックを誘導するべからず。
・アダルトサイトを禁ず。
最後に「ADMOB アカウント作成」をクリックします。
アカウントを作成することができました。
受信を希望するメールにチェックを入れます。(全部いいえでもOK)
「ADMOB に進む」をクリックすればホームにログインできます。
同時に「Google AdMob へようこそ」というメールが配信されますので、目を通しておきましょう。
アプリ登録
ログインしたらアプリを登録します。
ホーム中央下部の「スタート」をクリックします。
アプリ>「アプリを登録して利用を開始」をクリックしてもOKです。
既にアプリを公開していれば「はい」、
まだ制作中であれば「いいえ」をクリックします。
①「はい」の場合
公開中の自分のアプリ名を入力すると候補が出てきますので、「追加」をクリックします。
②「いいえ」の場合
「アプリ名」を入力し、「プラットフォーム」を選択します。
「追加」をクリックします。
アプリを登録できました。
アプリIDは実装に必要な情報ですので、メモしておきましょう。
以降の手順ですが、
・広告ユニットを作成する
・Google AdMob SDKをダウンロードする
・SDKをインポートする
・AdMobを実装する
・テストする
となります。
こちらは後編で解説いたします。
🔍【後編】Google AdMob でバナー広告を実装して収益化を加速!/SDK実装編
※制作中