Unityでゲームを作ったら、次は収益化について考えると思います。ゲーム開発者にとって開発のモチベーションを保ち続けるためには広告による収益はとても重要です。運よくゲームがヒットすれば、副業として成立させることもできるでしょう。
Unityには「Unity Ads」という広告プログラムが内蔵されています。とても簡単に動画広告を実装できますので、是非ご自身のゲームに実装して副収入を得ましょう。
Ads SDKを有効化
メニューから、サービスウィンドウを開く。
Window > General > Services を選択。
「Ads」を選択。
AdsのスイッチをON。
開発中は「Test Mode」にチェック。
「Advanced」にチェック。
「Go to Dashboard」を押して、Unityのダッシュボードを開きます。
GAME IDを取得
スクリプトを実装
using UnityEngine.Advertisements;
Unity Adsを使うスクリプトには、この名前空間を宣言します。
private void Start()
{
//初期化
#if UNITY_ANDROID
Advertisement.Initialize(googleid);
#elif UNITY_IOS
Advertisement.Initialize(appid);
#else
#endif
}
シーンのStart()などで初期化しておきます。
if (Advertisement.IsReady())
{
Advertisement.Show();
}
動画広告を表示させたいボタンなどに上記コードを仕込めば、動画広告が表示されます。
とても簡単ですね。
private void HandleShowResult(ShowResult result)
{
switch (result)
{
//最後まで終了
case ShowResult.Finished:
//ここに処理
break;
//途中スキップ
case ShowResult.Skipped:
//ここに処理
break;
//表示失敗
case ShowResult.Failed:
//ここに処理
break;
}
}
動画広告を最後までみたのか、途中でスキップしたのか、表示に失敗したのかを取得することができます。
それぞれで処理を分ける必要がある場合は、このようにして取得、分岐が可能です。
※余談ですが、Unity Asset Store から Unity Ads をインポートすることもできるのですが、これはやってはいけません。内蔵されているUnity Adsとコンフリクトしてエラーを吐いてしまいます。必ず紹介した方法で実装しましょう。
Unityでは、たったこれだけの実装で動画広告の実装が可能です。数多く再生されれば広告収入を得ることができます。
Unity Adsだけでもいいっちゃいいんですが、「Google AdMob」などを併用すると、より効率よくマネタイズができると思います。AdMobの実装についてはUnity Adsより若干面倒くさいです。こちらはいずれ記事にしたいと思います。
サラリーマンの副業などが注目されている昨今、自作ゲームで収益化できると素敵だと思いませんか?ゲーム開発には夢が詰まっています。面白いゲームを作って、たくさん広告を見てもらいましょう。
■20/09/19追記
スクリプトを一部修正しました。