ハイパーカジュアルゲームの構造と制作する上でのキーポイント6つ

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どうも、KuroMikanです。
先月、「はじめに」というラベルでこんな記事を書きました。

🔍【驚愕】未経験者がハイパーカジュアルゲームを作り始めるための準備が簡単すぎる


上記の記事では「ミッドコアゲーム」と「ハイパーカジュアルゲーム」の取り掛かりやすさの差を書きました。

ハイパーカジュアルゲームは誰もが簡単に遊べるシンプルなゲームで、そのビジネスモデルにも大きな注目が集まっています。
特に昨今の新型コロナウィルスによるハイパーカジュアルゲームへの影響は実に興味深く、世界的にインストール数、セッション数ともに増加するという結果になっています。
大手広告代理店の資料によれば、2019年12月から2020年3月までの期間で、世界のインストール数は2倍以上になっているのだとか。やはりソーシャルディスタンスを守ってお家でゲームしているものと考えられます。

このタイプのゲームを作成する利点などを今さら解説してもしょうがないので、今回は制作上のキーポイントについてまとめます。

①シンプル且つ短く

ハイパーカジュアルゲームには最小限の操作性と機能のみを備え、誰でもチュートリアルを必要とせずに、すぐに起動してプレイできるよう配慮が求められます。
いつでも気軽に楽しめ、通勤中や旅行中、家でくつろいでいる間など、短い時間で遊ぶことができるようにすべきです。


②誰でもすぐに楽しめる

ターゲットを本格的な「ゲーマー」に絞らず、年齢、性別、文化を超越して、誰にとっても馴染みやすいゲームであるべきです。
先程の大手広告代理店の資料によれば、女性が市場の55%を占め、かつ30歳以上のモバイルゲーマーが多いとのことです。
このユーザー層は、本格的なミッドコアゲームよりも、ハイパーカジュアルゲームをプレイすることでしょう。
となれば、この層にも解りやすいゲーム内容って何だっけ、と逆算して考えることもできます。

③忠実なファンを作る

ハイパーカジュアルゲームの仕組みに対して非常に忠実なファンが多いです。
このタイプのゲームはミッドコアゲームと比べて継続率が低い傾向にありますから、彼らが去ってしまう前に効率よく次のゲームへ誘導する必要があります。
よく見られる手として、自タイトルからその他の自タイトルを宣伝し、忠実なファンを別のゲームへと誘導します。
ユーザーをエンゲージするためにプッシュ通知を導入するのも効果的です。


④スピードと勢い

ハイパーカジュアルゲームは製作時間が短くサイクルスピードが速いです。
逆に言えば、成果が出なければ、すぐに淘汰されます。
ゲーム構想のテストからアップデートまで、わずか数週間のサイクルで回すことになることでしょう。
思い立ったら即行動、が鉄則です。


⑤広告収益とユーザー獲得コスト

ハイパーカジュアルゲームは、アプリ内広告が収益の柱となります。
収益の大部分は、高頻度で配信される広告をプレイヤーが視聴することから生じます。
代表的なものに「UnityAds」「Google adMob」などがあります。
1つのレベル(ステージ)が短くやりがいもあるため、広告を大量に表示する機会があります。
一方で、ユーザーの獲得競争がヒートアップしてきており、1人あたりの獲得コストは高騰傾向にあるそうです。
ハイパーカジュアルゲームはCPI(消費者物価指数)の低さに依存しているため、ユーザー獲得に多額のコストがかかるようになれば、直ちに撤退する必要があります。


⑥データドリブン

ゲームの内容がシンプルが故に、ユーザーの感情が如実にデータに表れます。
ハイパーカジュアルゲームに関する意思決定で重要なのは「データを分析して次のアクションをすぐに起こす」ということです。
問題がある数値に対して考えうる全ての施策を試し、何が最も効果的かを確認することが、意思決定をする上に重要になります。



いかがでしたでしょうか。
企業が割と本気で作るハイパーカジュアルゲーム向けの話もしましたが、個人で作る場合にも重要な内容だと思います。

それっぽく書きましたが、KuroMikanも勉強中の身です。
お互い良いゲームが作れるよう頑張っていきましょう。